住宅ローンのボーナス払いは「悪」なのか
今月は我が家の住宅ローンの半年賦払い、つまり「ボーナス払い」月です。
ネット上では住宅ローンのボーナス払いはリスクが高いとか損だとかいう記事をよく見かけます。
実際、我住宅ローンの半年賦はどうなのでしょうか?
ボーナス併用払いにした理由
我が家がボーナス併用にした理由は単純です。
です・・・ただこれだけです。単純に月々の負担軽減のためです。
最初はボーナス払い分はボーナスから補填と思っていたんですが、家の購入と同時期から家計の管理をはじめた結果、ある事に気が付きました。
ボーナス払いにボーナスは使わない
その気付いたこととは・・・
ボーナス払い分は毎月の生活費の繰越から返済できる
という事です。現在では家計管理のルールでボーナス自体が無い事にしています。
https://atstory.net/?p=6102
・・・じゃあ、最初からボーナス払いはいらないじゃんって話になりますが・・・そうですね・・・。
でも支払(返済)に余裕があるという事は、余裕資金を多く確保できますので、緊急時など急にお金が必要になった場合に困る事も少ないと思います。
それに特に特に何も無ければ余裕資金は自由に使えます。
実際、ボーナス払い分+繰上返済でこの3年で返済期間を3年短縮できました。今のペースで行くと毎年1年ずつ短縮できている計算です。
重要なのは長期的に見た返済計画
住宅ローン返済で大切なのは長期的に見た返済計画だと思います。
ボーナス払いがある・ないは手段の問題で、現在から将来の収支を想定して10年後、20年後にどれだけローンを減らせているか、もしくは完済しているかをしっかりシミュレーションして無理なく自分達で返済できる方法を考える事が大切だと思います。
その上で、ボーナス払いのメリット・デメリットを分析し、自分達のライフスタイルに合った返済方法を構築していくという方法が良いように思います。
・・・至極当然の事ですね・・・。
毎月よりも半年に1回の方が楽
例えば、年間の返済額を同じとするとボーナス払いありで半年毎にボーナス払いで8万円払う場合と、ボーナス払いなしを比較すると
■ボーナス払いあり
毎月7万円×12=84万円
半年8万円× 2=16万円
———-
合計 100万円
■ボーナス払いなし
毎月8.3万円×12=100万円
———-
合計 100万円
となります。
ボーナス払いなしの場合、毎月の支出が1.3万円多くなります。
逆にボーナス払いありの場合は半年で8万円捻出しなければいけません。
毎月1.3万円多くなるより半年で8万円準備する方が余裕があります。
しかもどちらの返済方法にしても住宅ローンの最終的な総返済額の差は数万円程度。
35年ローンなら年間数百円弱の差です。
そんなの見方や言い方次第で何とでも言えるじゃん・・・って言われればそれまでですが、我が家は高収入ではないので、この余裕と言うか「猶予」が最終的に生活の「ゆとり」に繋がっていると思います。
現に、無理なく返済できる額で毎月返済しているので、生活費の繰越や無かった事にしているボーナスで、既に10年分以上のボーナス払い用の貯蓄が出来ています。
いわゆる「余裕資金」部分です。
・・・じゃあ、それを繰上返済しないのかと言われると・・・多分、今年はしません。
理由は様々ですが、別に繰上返済をする為だけに節約しているわけではありませんので、そこまで住宅ローンの返済に固執していません。
積立貯蓄といっしょで、ライフプランに沿って粛々と事を進めるだけです。
自分達のランディングポイントを目指して
ただ闇雲に繰上返済する事が「良し」とは我が家では考えていません。
住宅ロ-ン以外にも子供の学費や自分達の老後資金、更には日々の生活費の事も考えなければなりません。
こういったライフイベントや自分達の目指すライフスタイルをどうやって達成するか。
その為の目安や目標をしっかりと立てて、目的のランディングポイントに綺麗に着地する為に日々努力しています。
その道程に住宅ローンがある。
広い視野でいろんな角度から家計も生活も見ていく。その中で自分達に合った道を選んでいく。
住宅ローンのボーナス払いもそんな選択の1つだと思います。