子供の頑張りをちゃんと聞いて評価してあげるという当たり前の事
先日、子供が学校から帰ってきて残念そうな顔で
「今日ね、体育でみんなと競争したの。それで運動会のリレーの選手を決めたんだけど・・・。〇〇(子供の名前)はどうなったと思う?」
と問いかけてきました。
・・・表情から察するに・・・また選手に選ばれなかったんだろうな・・・と言う感じです。
「ダメだった?」と聞いてみた
ちょっと小さめの声で「ダメだった?選手になれなかった・・・?」と聞くと、ニヤリと笑って
「リレーの選手に選ばれたっ!」と笑みを浮かべました。
・・・何とっ!私を騙そうとしてわざと残念そうな顔をしていたそうです。
「おっ~~~!!それは良かったね!頑張ったね!!」と子供をギュッと抱きしめました。
苦節3年・・・やっとリレーの選手になれた我が子です・・・。
いつも2番手
うちの子は今年小学校1年生です。幼稚園の3年間は、うちの子より足が速いお友達が3年間ずっといっしょだったので、1度もリレーの選手になれませんでした。
年長の時に下の子が同じ幼稚園に入園し・・・下の子はかなり運動神経が良いので、あっさりとリレーの選手に・・・。
下の子は運動会のかけっこでも1番になり、リレーの選手にもなり・・・そりゃ家族の応援にも熱が入ります。
しかし上の子はかけっこはいつも2番、悪い時は3番・・・リレーの選手にもなれない・・・子供なりにちょっと負い目を感じていたのかもしれません。
靴と自信とやる気
運動会が近づくと「はぁ~・・・また2番か・・・」みたいな感じになります。
別に本人が劣ってるとかサボってるとかそういうんじゃないんですが、ずっと「1番になれない、選手に選ばれない」という過去が何か引っかかっている感じで・・・。
今年は小学校に進学し、クラスメイトも環境も一変しましたのである意味「チャンス」だと思い、運動会用に新しい靴を買いました。
そして早く走る方法やフォームなどを少し練習し、本人に自信を持たせました。
1学期の体育の授業で、何となくみんなの足の速さとかも気にしていたみたいで、雰囲気的にも今年はいけるかも・・・みたいな感じにまでなりました。
そして今回の結果です。
いろんな意味で過去を払拭して自分の納得いく結果を出せたことは良かったことだと思います。
1番じゃなくても良い
大切なのは1番になる事やリレーの選手に選ばれることだけではありません。
その為の考え方や努力などの過程、自分なりに精一杯やったという達成感や充実感、次につながる目標など、「何か」に取り組んだり成し遂げたという自信が一番大切だと思います。
次は本番に向けた練習です。学校でも選手は昼休みに練習をしているようですが、そうやって自分で少しずつ何かを掴んでいく事はとても良い経験になると思います。
本番までにまだ時間がありますので、休みの日に子供と一緒に走る練習やバトンの渡し方の練習をしたいと思っています。
ちゃんと評価してあげる
今回リレーの選手になれたのは、子供の実力なのか・・・たまたま選ばれたのか・・・それは分かりません。
ですが、自分が目標としてきた「リレーの選手」になる事が出来たことは、ちゃんと評価してあげるべきです。
目標の大小はありますが、それを達成したという成功経験は過剰なくらいに評価してあげてよいと思います。
そうやって成功経験を積むことで、より一層の努力や自信に繋がると私は思っています。
これから運動会までは、ひたすらリレーの選手に選ばれたことをネタに褒め称え、運動会終わりのリレーお疲れ様パーティーは決定事項です。
いつも同じように成功や達成があるわけではありませんが、成功や失敗、達成や挫折を繰り返しながら、その都度親が必要なサポートをしていく事が子供の成長には大切なのではないかと思います。